食器を拭いてもらったり、洗濯物を畳んでいただいたりする日常生活の雑務を、利用者様にお願いしてやっていただく「生活リハビリ」といったものがあります。中でも「食器洗い」が得意な某さんは利用者様の中でもピカイチで、来所された際には必ずやっていただいてます。
必ず、というのはもちろん押し付けでなく、むしろ彼女からその仕事を取ってしまい他の利用者様にお願いなんかすると、すねてしまう彼女なのです。挙句にはしくしく泣いてしまいます。
帰宅願望が強く出ていたある日には、ついには泣き喚きながら暴れ、しかしどうにもできなくて疲れきってしまい、ソファに腰掛けながら「…わたし、もう何年務めたっけねぇ…辞めさせてもらうかもしれないわよ…」とこぼし、またしくしくと泣いてしまったことがありました。そう、彼女の中では、彼女は弊社の社員らしいのです(皿洗い専門の)。
そんな彼女は甘菓子が大好きで、中でも「のど飴」が大の好物。暇があると職員と一緒に買物に出掛け、のど飴を2袋も買ってきては、「ほら、舐めな」とポケットの中に何個か捩じ込まれます。包装紙まで破いてくれて、のど飴が1/3くらい顔を出している状態の時はポケットの中がベタベタして正直困りますが。。また認知症な彼女なので、捩じ込んだことを忘れ、再度また捩じ込み、を繰り返されるといつの間にやらポケットには20個くらいののど飴が…。
ある日、いつものように彼女と一緒に食器洗いをしていたときのこと。ふと思って、食器を綺麗サッパリと洗い上げたお礼にと、その大量ののど飴を「取っときな」とポケットに捩じ込み返しで差し上げたのです。もちろん彼女は、自分で買って僕にくれたことなどは覚えていないので、さぞかし喜んでくれると思ったら、なんと号泣……!
一緒に居合わせた職員もビックリして「どうしたの? 某さん!?」と聞けば「もうあんた(僕のこと)は一生忘れないよ!」とのこと。。さらに「詰め合わせなんかを贈るからさ、あんたんとこの住所、後で教えて」とキました。詰め合わせって、のど飴の??
確かに、のど飴を捩じ差し上げたその後に帰宅する予定だったのですが、まさかこんな今生の別れを告げられるとは思ってもみませんでした。。
しかし、その数日後には上記の前述した出来事をまるまる忘れて来所し、再びいつものように食器洗いをしては、またいつものように僕のポケットにのど飴を捩じ込まれる彼女なのです。
09 Mar 2010 休日の余暇の楽しみ方
弊社および弊社スタッフがネクスト・レベルになりつつあるマニュアル化が進む昨今ですが、最近までマニュアル化というと「…えぁ?」ってな塩梅に、おそらく「マニュアル世代」の呪縛から逃れられない偏見しかできなかったわけですが、ある1つの成功例で一転してマニュアル化への心変わりをいたしました。
毎月、デイ・サービスとショートステイ・サービスを併用して来られる利用者さんがおりまして、この方は認知症なのですが脳血管型ということもあり、認知症というイメージから来るいわゆるアッパーな感じよりはダウナー寄りなのです。その分、物忘れも激しくないし徘徊もしなく、なにより大人しい。ましてや蛇口なんかにキレたりしない。。でも大人しすぎて周囲に溶け込めないときはスタッフが彼女の訴えなどを傾聴するのですが、最近は忙しさにかまけて傾聴してあげられない日々が続いていたのです。
でも、ここ数日のマニュアル化推進(具体的には、スタッフ個人単位の日割スケジュール管理)のお陰で、今まで、なぁなぁにやっていて無駄な時間を費やしていた仕事をタイトに出来るようになり、その分の空いた時間が出来たのです。そして僕の場合は、その彼女とゆっくりじっくりお話しできたわけなのです。
話すだけ――っていうのも、なかなか難しいものなのです。というのも、その彼女は言葉を発するまで、ゆっくり待ってあげないといけなく、しかし今までそれに気付いていたのだけれど、忙しい忙しいと言い訳を言いつつ、こちらから「じゃあ、また後で…」と切り上げていたのです。話もろくに聞かずに…。
今回はゆっくり聞いてあげられる時間ができたので、連絡帳を書きながら返答待ちをしていたら返答に約30秒くらいかかりました。何気に長いんですよ、この30秒って。。でも、今後それを聞いて差しあげられる時間がもっと増えるだろうから、これはもうマニュアル化を経たフリー時間の獲得が出来たいち成功例と言えると思うので、やっぱり偏見ってやつはいけないなぁと身につまされた、ここ最近でした。
しかし、そのマニュアル化推進の当初は、マニュアル化の偏見ゆえにいろいろ思うところもあったので、正直プライベートを充実させなければやってけねぇ! とばかりに先月下旬から今月頭くらいまでの休日は遊びまくりました☆
まず、2月26(金)は当サイト『CexWork』御大・米原さんが撮った吉田夏海ちゃんのDVDリリパへ♪
米原さんしかり奥さんの葉子さんしかり懐かしすぎる! 実際お会いするのは2年ぶりくらいでしょうか。。随分ご無沙汰していてすみませんっっ。。思えば『CexWork』でのブログを始めさせて頂いてから、もうかれこれ半年以上経っていて、ご挨拶が遅すぎるのに、ウェルカムなお二人に恐縮&感謝! あとけっこうこのブログを米原さん周辺が読んでくれてるみたいで、まことさん(綴りが間違ってたらすみません。。)始め、そこら辺も感謝なのです☆
その米原さんが撮ったYouTube の素人投稿映像みたいな映像群の中で、一瞬「えぁ!?」っとなるソレに耐えられるのが夏海ちゃんクオリティなのです。
そんな9頭身美女を前にしてクネクネ踊るしかなかった俺に乾杯。。
(c)米原葉子
会場であったCREEPSスタジオでは、生来の口下手ゆえにコミュニケーション手段をダンスというものにしてしまっている俺を許して…とばかりに酔っ払いながら人から珍しいと思われたいがゆえの踊りを踊り続け、何かのきっかけで話かけたのがこのJewel★Dちゃんでした♪![]()
R.I.P.TOKONA-X や刃頭などを輩出しているフロム名古屋のフィメール・ラッパーはレア!
そんな彼女が属している「B’crowd」のライブ、要チェックですね☆
Date
2010/03/14(sun)
宝石紫Time
OPEN 17:00
START 17:30
CLOSE 21:00
B’crowd LIVE 19:25(予定)
宝石紫Place
渋谷27destiny
http://www.27destiny.com/
東京都渋谷区円山町2-4 ジーカンスビル1F
—-
その1週間後の3月5日(金)には、僕がストレッチとダンスを習っている先生・東野祥子さんのソロ公演@三軒茶屋シアタートラムがありました。
約1年半前に先生自身の開幕直前での不慮の事故で観られなかった過去があるだけに、何より無事に観られて良かったです。この、いま、踊っているだけで、奇跡☆ プチ打ち上げに参加してビール2本飲んだらなんだか呑み足りなくなって、渋谷で下車。
自らに「『禁』レゲエ・バー宣言」を課してから約1年ぶりに降り立った「梅ちゃんバー」こと『32016』。そしたら偶然3rd アニバーサリー!
2周年ときは2日錬ちゃんで行ったのもついこないだに思えるなぁ。。いやいやしかし! 懐かし過ぎるメンツもりだくさん! スペースの都合上、お客さんでもある友だちやDJ名などのお名前は割愛させていただきますが、相変わらずウェルカムな感じにじわんりキタ! 思わず現在ブチ当たっている壁のこともグチってしまったわけですが、それにお付き合いしてくれアドバイスしてくれた方々の中で、明確に同意見で「そうそう!」と思わざる得なかったJAHTOMEさんのmix CD を購入☆ 今も聴きながら書いているのですが、これは気持ち良いmix CD! mix CDゆえに誰かが作った曲たちの群れなわけなのですが、CDに入ってる全ての曲がJAHTOMEさんの曲みたいな感じがしてくる完成度が高いmix CDです。曲のテイスト的にも季節的にも春から初夏あたりに最適♪
その後のまさに今日。洗濯物をコインランドリーに取りに行こうとしたら、「だめ連」代表・神長さんにバッタリ。彼はいま障害者向けの介護職で生計を立ているらしく、偶然その帰宅路が僕の自宅そばだったらしい。いつかじっくり障害者介護のお話も聞いてみたくなりました。だめだけど実はだめじゃない人たちが集う「だめ連界隈」のホーム「あかね」でなんだかイベントやるみたい
だからこちらも久しぶりに行ってみようかな。あと今度、弊社HPでやる予定のインターネット・ラジオに出て欲しいなぁとぼんやり思う。
こんな感じで、仕事がタイトな分だけ自由な時間も増えて、それがまた仕事に還元されればいいなぁ。。
23 Feb 2010 感情は鈍麻しない
超高度情報化社会には「マニュアル」が不可欠ですが、なぜだかそれを好まぬ性格ゆえ、いにしえのエロ本編集なんぞに憧れ、しかし挙句の果てに当のエロ本業界からマニュアル的にリストラされたわけなのですが、奇しくも転職した先がマニュアルの権化・介護業界でありました。
もちろんカオスな現場をマニュアル的に管理することは必要不可欠だし、整ってないと何も始まらないのも事実です。ですが、これはマニュアル化できないんじゃないか? と最近、思ったことがありました。
またまたオジキの話で申し訳ないのですが、彼は人生の半生以上を「氣」を遣う仕事で成して来た「氣遣いの鬼」のような方なので、本能的にか、その場の空気に行動や発言を合わせることが多いのです。
時に、かしましい女性利用者たちが口やかましく喧嘩をし始めると大人しく机(椅子ではないのがオジキ・オリジナル)に座り込み、喧騒が静まるまで黙って目を瞑っている。現役の頃ならそういった粗相をされた輩には女子ども関係なく一喝したと思われるところなので、僕ら職員や他利用者の「どうか暴れないでください…」という「氣」を彼なりに感じていての「だんまり」なのかな? と思わずにはいられません。
認知症という病は、身体や脳が衰えても感情は鈍麻しないんだそうです。というか、それは、認知症ではない爺さん婆さんだって同じことで、人間のフィジカルとメンタルな面はもちろん別個という証左なのです。その当然を見落とし、彼らの感情までも忙しさにかまけてマニュアル化しようとしていたことが身につまされた今日この頃。
というのは、正午に出勤しオジキに昼メシをマンツーマンで食べさせ(最近は座って食べてくれるようになった)、利用者が増えたのでオジキ以外にも食後の「口腔ケア」を見なければいけなくなったので、以前はしなかった「薬の仕込み」を食事の最中にして、薬が利いてきた頃に寝床を作り、眠らせて布団を掛けたら、さぁお昼寝タイム♪ いっちょあがり! という塩梅をここ4ヵ月くらい続いていて、完全にオジキを意のままにしているキブンでいて、まぁ要は調子に乗ってたんです。
それが最近、奇しくもマニュアルを作成している職員から「それはやっちゃいけないよ」と言われ、ハッと我に帰りました。
何をやってるんだ。。氣を遣いまくってきたオジキに対して感情面でもマニュアル化の対処をしてどうすんのか、したところでお前は本当は何がしたかったのか、と。
「介護職員ありきの介護業務のマニュアル化」は、もちろん利用者のためにあらず。そういった視点で見てみると、こちらがマニュアル化しているのを、彼が氣を遣われて見透かしていて、「あ、メシ喰ったから次は寝るのね。ま、いつものパタンか…」と思われているようでいて、さらに従うことで、なおさら気を遣わせているんではないだろうかと思えてくる。そこまではないにしても、「…ち、おもしろくねぇな! …でも、まぁ、食べさせてくれるし、しょうがねぇかなぁ」という心持ちで寝ているフリをされているのかもしれません。
というわけで、奇しくも自分のマニュアル化嫌いを、なんと利用者に強いている状況を客観的に見られる良い機会ができたので、今後はまた初心に戻って手探りな状態を楽しもうと思います。
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19 Feb 2010 「盆踊りガールズ」結成☆
休日には朝ヨガに加えてダンス(主に「ダンスの基礎」となるバレエのバー・レッスン)を習っているので、先週のレクリエーション「朝ヨガ」に「バレエ」を加えてみました。かけるCDはヨガのときのThe KLF『Chill Out』やブライアン・イーノ『Music For Airports』などのアンビエント系から一転して、ドべたな『乙女の祈り』(レクリエーションへの導入剤に成り得る音楽は重要)。
まぁ、音楽だけでもソレっぽくしたいなぁというのもありまして。。というのも、ヨガのときはソファに座ったままの上半身のみの軽い運動でも疲れてしまうご高齢な方々なので、ちょっとやってみるまでどう転ぶかわからなかったんです。
したらまぁ! この利用者さんがすごかった! もともとこのエントリにもあるように盆踊りはめちゃうまだったんですが、バレエも1回目にしてプリエ(屈み)とルルベ(伸び)を難なくこなしてくれました。ちなみにヨガのときのバランス感覚も随一。他にも筋の良い利用者さんもいたのですが、やはりピカイチ。しかも誰が見ても美人なので華がある。
これでピン! ときました。朝ヨガ・バレエの他に「盆踊り」を加えて三本柱にしてレク時間を充実させ、さらに「地域の盆踊り大会で踊る!」という地域交流的な目標を掲げることにしました! これから夏に向けて練習あるのみです。週1でも毎週やったらけっこう見ものな踊りになるのでは!? もしかしたら弊社サイトにUPできるかもしれないので、楽しみにしててくださいね♪
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09 Feb 2010 素晴らしい利用者は少数派に転ずる社会
たまにショートステイ(短期宿泊サービス)に来られる齢八十くらいの女性利用者がいます。彼女は要介護度も低く認知症ではないのもありますが、ものすごくシッカリしている。薬の準備は職員に聞かなくても自分で管理できるし、ましてや薬を飲んだことを忘れない(飲んで30秒で忘れる方も少なくない)。また持参してきた/してきていない物を忘れない用意周到さでもって、ましてや物盗られ妄想にも駆られない。さらに大人しい性格なのですが、言うべきことはキチンと言い、でもガッチガチに頑固でもなく…というある意味、素晴らしい利用者といえます。
ある日、就寝時間より少し早めの時刻に未だ就寝されていなかったのはシッカリ者の彼女ひとりだったので、もう着替えてもいいだろう、と踏んで私服に着替え終えていた後に、彼女の排泄介助がありました。その際も「もう着替えてしまったのに申し訳ないね」という含みを込められた「赤い帽子が似合うわね」というお世辞を戴きました。その後には「今頃(着替えるなんて)珍しいわね」とも。そう、もう眠るのはシッカリしている彼女ひとりだから着替えても大丈夫だろうという「抜け駆け」を彼女は見抜いていたのです。驚くべきはたまに来る彼女なのに「就寝時間を覚えていて、でもそれよりもなぜか少し早く着替えている僕」を認知できていたのです。その時は一瞬、「まだまだ着替えるには早いわよ」という無言のお説教が聞こえたようでした。
また某利用者がお金のことでいつものようにギャンギャンうるさいときには、「なんであのひとはいつも怒っているのかしら。ニコニコしてれば幸せがやってくるのにねぇ」とボソっとこぼされました。確かに彼女はいつもニコニコしている。時に、そのニコニコ顔って、もしかして無表情なのかな? と思えるくらいに。
一方、他の利用者はというと、お金や物品を盗られたと言いがかりを付けた挙句にわめき散らし、日中働いている夫の職場に「ブラジル渡航」(妄想です…)の件で泣きながら電話をされたり、職員をボコボコに殴ったり蹴ったりつねったりツバを吐きかけたり、施設からの脱走を試みようとして近所に大声を張り上げたり、……されています。そして、おそらくニコニコと無難に生きてきたシッカリ者の彼女には全く意味不明なことばかりが繰り広げられていると思われますが、さすが優等生的な彼女はどんな状況でもニコニコしています。
大局的に考えてみれば、他とは異なる異物的な行いをする他者を非難・排斥する今の世の中では誰でも優等生的にならなるを得なく、またそういう行いを強いてくる社会なので優等生的な彼女のような存在は世間的にいえば大勢です。しかし、認知症を主にしたデイサービス施設に来られる高齢者の中ではマイノリティであり、ましてや(僕が勝手に提唱する)「年老いればヨゴレるのが当然、人生も然り」の意で言えば、一般高齢者の中でも少数派なのではないか。
こういったシッカリとソツなく生きてきた者が嫌が応にも少数派に転じてしまう超高齢者社会に向け、今の政治や社会が為すべきことは無駄を一切省く事業仕分け的なものではないのではないか。ましてや仮に、社会・世間的に優等生を強いられ生きてきて高齢になり突然、ボケたら、それこそそのギャップに苦しむのは当人と家族であり、それをモノは言いようで「自己責任」の名でバッサリと切り落とされる前に、我々は今の社会・政治に関して、より懐疑的になる必要があるのは言うまでも無い。
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05 Feb 2010 オジキの歯ブラシ
先日、例のオジキの連絡帳に大奥から、
「いつも歯磨きありがとう! こないだ訪問歯科医に褒められました!」
というコメントをゲットしました◎
思えば、オジキの舎弟になって1年弱。
週に3日は格闘の末にも歯の裏側まで磨かせてもらってますので、
これは努力の結果という当然の報いとも思いますが、正直嬉しかったのです。
その記念としまして、オジキとの風呂場風景を再現してみましょう。
僕「お風呂のお湯加減、どうですか?」
オジキ「ええええええええぇぇぇ、みみみみみみみぃ」
僕「……いい、んですか?」
オジキ「……ぃい、ぃぃぃぃぃぃぃぃぃてててて!」
僕「……どこか痛いんですか?」
オジキ「ち、違うよぉ!」
僕「痛くないんですか? どっちなんですか?」
オジキ「ちーちちちちちちちぃ」
僕「血? 血が出てるんですか? それはウソでしょ。ホントですか?」
オジキ「ホントだよー! このぉ~、おれ! この、おれおれおれおれおれおれおれおれ!」
僕「あ、オジキが、ですか?」
オジキ「そうそうそう。そのぉ~、アレ、アレだろ?」
僕「……そうですね。例のアレです。例の綾瀬の件です。どうしましょう?」
オジキ「しらない」
僕「……ところで奥さんは元気ですか?」
オジキ「……へぇーへぇーへぇーへぇー、つーつーつくつくつくつくつくつく!」
僕「……そうですか。相変わらずいっしょに散歩はしてるんですか?」
オジキ「しないよぉ! しないしないしない。でぇ~、でぇ~、そぉ~、そくそくそくそくそそそそそそそ!」
僕「ソックス? あ、足を掻いてますね。かゆいんですか?」
オジキ「かいよぉー! かー! かいかいかいかいかいかいかいかい!」
僕「かいーの?」
オジキ「かいーのぉ!」
僕「さっき、うんこ漏らしてましたもんね」
オジキ「……」
僕「明らかに、うんこ漏らしてましたよ」
オジキ「なぁ、そだろう?」
僕「そうです。うんこ、です」
オジキ「なーなーなー、なななな、なんなんなんなんなんなん」
僕「……じゃあ、湯冷めしちゃうんで、そろそろ歯を磨きましょうか(おもむろに歯ブラシをオジキの口に入れる)」
オジキ「……んーんーんー」
僕「いいですよー。そのままそのまま。いい! いい!(オジキの手を握りながら歯磨き中)」
オジキ「……んーんー(口から歯ブラシを放してしまう)、……んおぉぉぉ! ぁや! 野郎! 馬鹿野郎!! こんちくしょうー!!!」
僕「(再び口に歯ブラシを放り込む)そうそうそう! いいですよ!」
オジキ「ふがふがふふぁ。ふぉーふぉーふぉー!」
僕「いいですねー。じゃ、こんどは歯の裏側、いきまーす!」
オジキ「(口に歯ブラシを入れたまま目線の先にあった水道の蛇口に鉄拳をかます)おら! おら! おいおいおい! よぉー! よぉ! よぉ?」
僕「(再び口に歯ブラシ)そうっすよね! この蛇口の奴、むかつきますよね! そうそう! いいですよー!」
オジキ「ほうだろぉ~!(おそらく「そうだろう?」の意)」
僕「そうなんです。シメちゃってくださいよ。なんて蛇口だけに! そーそー! いいですよー!(歯の奥歯までくまなくブラッシング中)」
オジキ「……うーうーうー(こういう駄洒落には厳しい「間」を大切にする、お笑い好きなオジキ)」
僕「この蛇口、むかつきますよね! いいっすよー!(歯磨きの最後の仕上げ)」
オジキ「……(「蛇口の件はもういい」とばかりに無口に)」
というような、涅槃と覚醒の間を行き来する歯磨きの情景は前述した僕の拙い文章力では伝えきれませんでした。。
ま、オジキの間寛平好きが伝えられたらいいっス!
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30 Jan 2010 ERIC HAZE AUTOGRAPH SESSION
ちょっとご報告が遅くなりましたが1月15日、新宿はSTUSSY CHAPT にて行われた『ERIC HAZE AUTOGRAPH SESSION」に行って参りました。![]()
HAZE とは、今話題のゲームでもなく魚の名前でもなくアーティストのERIC HAZE氏。僕が学生だった15年くらい前に、創刊間もない未だサブカルチャー雑誌であった『relax』(マガジンハウス・休刊)誌上においてキャップ特集が組まれていて、スチャダラパーのBOSE氏が「NYの友だちからもらったキャップ」ということで紹介されていたのです。
当時は八王子にある某大学付近のおんぼろアパートに住んでいて、これまた千葉の片田舎から♪おら東京さイクだ!ばりに(八王子に…)出てきたカッペちゃんだったので、relax? BOSE? NY? の友だち? =アーバン! というアーバン文法((C)スチャダラパー)が見事、相成ったわけです。
その頃は日本でショップ展開もしてなくて(のちに原宿にHAZEショップがオープンしたりします)、八王子からわざわざ代官山まで遠征し某輸入セレクトショップでやっとこさ見つけたトレーナー1着をバリバリ着回してた思い出も。。
それから時は流れに流れてこの度、STUSSY とコラボ! 世の中は周知の通りにデフレ真っ只中なので、介護職員のサイフでも買えるようになりまして、集めてきたアイテムにサインしまくってもらいました!![]()
![]()
何が言いたいのかというと、「欲しいものは巡ってくる」ということです。レコードや本なんかもそうですよね。当時は高くて買えなかったり、買い逃してたりしても、虎視眈々と頭の片隅に置いて狙っていれば、自然と不思議に巡り巡ってくるものなんですね。
あと、このインタビューにもあるように、一時期は「TOMMY BOY」レーベル・ロゴや「BEASTIE BOYS」などのジャケもデザインしていて、ここ7~8年では『sabra』(小学館・休刊)の雑誌タイトル・ロゴも手掛け、相変わらず人気者なHAZE氏。そんな彼は10年ほど前にカリフォルニアに拠点を移し、ここ5年ほど前に自らのルーツを再確認して、再びNYに帰ってきたそうです。ご存知、ブームやファッションには周期があるので、このSTUSSY とのコラボで再人気を祈りつつ、でもあまり知られたくないフクザツなマニア心哉。![]()
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08 Jan 2010 新年の抱負ですから
明けましておめでとうですから。今年もよろしくお願いいたしますから(今年2回目ですが特に意味はないんですから)。
一昨年くらいから耳に残るようになった、この逆ギレ感満載の「~ですから」が、介護系も扱う某通信講座の車内広告では「今年がんばるあなたを支えますから」とポジティブな使われ方になっていることを知りましたから。
もうね、こんな世の中なんで猫も杓子もポジティブになるんですから。でもね、盲目的なポジティブって内省の機会を与えないんですから。臭いものに蓋的なポジティブっておかしいんですから。
ネガティブがあってこそ、ポジティブがあるんですから。え? 政治がおかしい、社会がおかしい、親がおかしい、子がおかしい、って実際、世の中にはネガティブが溢れ返ってますから?
確かに、外的なネガティブ要因に如何なる時でも押し潰されない屈強な精神力なんて、みんながみんな持ち合わせてないんですから。長い人生、ネガティブになるときなんていっくらでもあるよ。でも、それが普通なんですから。だったら、その「普通にみんなが持つネガティブさ」を隠して、ことさらポジティブに飾り立てて見せるのはおかしいと思うんですから。
ハローワークで一番最初に紹介されるのが介護職なんだそうです。しかし実際、介護の門を叩くものは少ないとも聞きます。なぜだろう? こんなにおもしろい仕事が、やる前から敬遠されているなんて…。確かに離職率は高いと知られているけれど、やる前から何がいったいわかるのだろう?
「わかった!」と浅はかにも思わせてしまっている役割を忌まわしくも買っているひとつは、テレビの報道番組であると思う。自宅では一切、テレビを見ない生活をしてきて10年くらい経ち、ネットでニュース・コンテンツを選んで見ている最近なので、介護に関して報道される「3K(=きつい・きたない・きけん)」的な報道を、施設のテレビ番組で初めて観て、さらに「給料安い」も加わった「4K」とされるのも最近、テレビ番組で知りました。
こんなんじゃ来るもんも来ないですから。
一方、その事実を隠すが如く介護業界を代表する関係者たちが雁首揃えて一生懸命放っている言葉が、「介護は誇り高き崇高な職業です!」「『ありがとう』と言ってもらえるやりがいのある仕事です!」といった前述したような「今、時代が求めているノンポリなポジティブ・シンキング」に訴えかけているんですから。
こんなんじゃ来るもんが期待し過ぎるんですから。
せめて、ポジティブとネガティブが揃った両面を伝えてくれよと思うんですから。でも、それじゃテレビがおもしろくなくなる(=番組にならない)んですから、介護現場の「ポジ・ネガ両面揃ったリアルな声」はテレビでは到底伝えられないんですから。
なので僭越ながらも、今年も変わらなく「介護現場のリアルな声」を、この場でお伝えしていこうという所存ですから。
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04 Jan 2010 介護とはぜんぜん関係ないことを長々と新年早々
明けましておめでとうございます。
新年一発目のブログがようやく書けるようになった年末~年始の些細な出来事を、おせちに飽きた皆様に…。
昨年末に「額が真っ二つに割れる」という惨事に見舞われたのは大掃除のことでした。ちなみに不幸中の幸い(?)にして施設ではなく自宅で、でした。
うちの母は還暦近くにして未だ「BOΦWY」のヒムロック好きなのですが、施設で日々老いて行く高齢者を見ていると、さすがの僕も親孝行ってもんをしたくなってくるわけです。もう33だし。。それで、母が未だ観たこともないであろうBOΦWYのレア映像がYou Tube ではご周知の通り当たり前のようにふつーにUPされているので、それをDVDに焼いて観せたいなぁと思いついたクリスマスが給料日だったもんで、DVDを焼けるパソコンの周辺機器を買いに新宿西口へ行き、LG製のDVDドライブを新品三千円で購入(これまたオーサリング(=DVD編集)もできる良品!)。
それから28日の仕事納めが過ぎ、いざDVD編集、というところで前々から予定していた大掃除の時間になり、お手伝いしてくれるT君が来室。しかし部屋の配置のおかしさ(部屋の真ん中にPCとテレビがあるのは利便性上良くない、ということに我ながら今さらながらに気付く)に面喰らったT君の提案でソファベッドを部屋の真ん中に移動するなど部屋の模様換えし、さらに古いカーテンを捨てたほうが運気が上がるというので言う通りに捨て、ソファベッドを分解してコンパクトにしたり、してました。
そして某君が帰った後も疲れ切りながらも一人で大掃除していたら、なんとソファベッドの金具に、この生まれきってのデコっぱちな額を思いっきりずずずーっと引きづってしまいました。。凡ミス中の凡ミスであったショックなのもデカかったのですが、顔などの傷は大量に出血するものであり、しばし唖然となりつつも心の中では「……うっっわぁ~、、ケンカならまだしも『大掃除でケガ』という『主婦的な傷』を一生背負って……つーか、デコだから晒しながら生きていくのか俺は……」と今後の人生におけるデメリットを皮算用しながら、デコから大量に流れ出る血潮を見ていたら血の気が引けてきて「出血性ショック死」っていうものが、この世に存在することを知りました。
年末なのもあり出来ることなら静かに過ごしたい地味な僕なので、額から血を流しながらマキロンとデカ目の絆創膏をドラッグ・ストアのレジに差し出す羞恥に耐えるのが精一杯で、もう酔い潰れてとりあえず寝たい一方でもあり、ダンス・カンパニー「Baby-q」の忘年会へ日本酒持参で案の定、泥酔。。皆から笑いのネタにされ成仏されていく額の真っ二つであった。。
新しい絆創膏を貼ってくれたり介護してくれたダンサーの方たち、ありがとう。その泥酔中、「あ、ソファベッド、やっぱ分解しないほうがいいんじゃね?」という事実にも気付く。簡単に言うと、PC&テレビとソファベッドの位置を入れ替えて、分解したのはソファベッドの背もたれ部分と収納部分を外したのですが、でもPCやテレビを見るならまだ背もたれは必要じゃん、ということで大掃除後の散乱している部屋に朝方に独り戻りいったん寝て、昼に起き、再び血を流されたベッドと格闘し、再び元の形に再現。「再現て…。では、アレ(流血)はいったいなんだったんだ」感をしばし味わう。。
しかし、お陰でちゃんとした大掃除もでき、新しい黄色いカーテンも購入して明るくなった六畳一間の我が家ですが、その余韻に浸っている場合ではなく、また365日24時間営業な弊社の元旦出勤を控えているのと、血を流しながらほぼ意地になりつつ母にBOΦWYを観せたいという思いひとつで、大晦日の前日の30日は千葉の片田舎への帰路を逆算して時間の許すまでBOΦWY動画をオーサリング。
これがまた楽しいのな。『季節が君だけを変える』のPV
は今観ても、というか今観ることに価値があると感慨に浸りながら編集作業。約6時間後に終えて実家に帰ったら、「(母方の今年98歳になるおじいちゃんが危篤らしいので)俺たち帰るわ」とのことで(今のところ無事)、母方の実家に帰る還暦夫婦を見送りながら、実家に着いた5分後にはまた独りになっているという不可思議感に包まれながら就寝。
このように時間を巻きに巻き、母のために精気・根気・運気を総動員して編集したDVDを母と観られなく、仕方無くトンボ帰りした大晦日のカウントダウンは元旦出勤のために血まみれのベッドにて。しかも元旦の初夢も何も無く、寝違いてしまい首を痛めながら正月三が日の最終日に休みをもらったはいいが、なにもすることがなく3年くらい前に1,.000円で購入したエコバックの補修作業に明け暮れた超エコな正月休みでした。
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今年は、このソファベッドとさよならできるくらいにお金を貯めるのが夢です。
今年も宜しくお願いいたします。
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Zukky.2010.
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「エンターテイメント」を軸として介護サービスを提供する『株式会社あけぼの福祉プランニング&茶話本舗デイサービスセンター綾瀬』のHPが出来ました!
23 Dec 2009 夢を諦める勇気
xmas 間近の渋谷の街を歩いていたら例年の xmas song が全く聴こえない有様で、忘年会シーズンでもあるのに居酒屋の客引きも腰が引けている、そんな喧騒の街を代表する渋谷であった。
日本が上っ面調子に浮かれまくっていた時期があったと聞くが、その残り香だけを、めめっちく吸い込んで夢見心地で成人した頃には、一気に梯子を外された感のある1976年生まれの僕は、そういう時代に生まれていたら即抹殺されていたと思う暗いやつなので(「根暗」とは明らかに違い、根暗のひとはもっとしんどいかも)、こういった雰囲気は嫌いではなく、むしろ好きなのだが、ついでに言うなら調子の良い日本人には、おそらくHappy New Year!! のドンちゃん騒ぎも無いであろう今年の年末から2010年の正月にかけては、静かなる内省の時を、さらに味わうための良いチャンスだと、お世話様ながらも思った。
渋谷には映画『アンヴィル』を観に行ってきた。50代のメタルおやじたちがロック・スターの夢を捨てきれずに(おそらく死ぬまで)夢へと邁進する「永遠なる青春活劇」で、まさしく副題の邦題が「~夢を諦めきれない男たち~」。観る前から「夢を諦めないことはいいこと!」「いくつになっても輝いているオヤジは少年みたいでかっこいい!」といった感想が大いに予想されたが、観終わってみたら「やはり、これは『映画』だ」という感想であった。
というのは、前述のように浮かれている場合ではなく怒りを通り越してやり場の無くなったこの日常においては「ポジティブ・シンキング」が流行となった感もある昨今で、このようなドキュメンタリー映画がスマッシュ・ヒットし、ロングランになることはブームゆえの自然な成り行きであり、しかし忘れてはならないのは「この映画は非日常を描いたからこそ、映画になっている」という当然の事実なのである。(もちろん、それがドキュメンタリー映画であっても)
アンヴィルはボン・ジョヴィとフロントアクトながらツアーをしたこともある過去もあり、一時でも成功を収めたバンドでもある。その成功者だからこそ、映画が成り立っている事実もあり、またそれは全世界的にダークな時だからこそ、映画に成り得た良材でもあったのだ。売れないメタル・バンドでも夢への成功を齢50にもなって諦めないでいる姿は夢追い人にとって輝きの存在に映るかもしれない。さらにアンヴィルのドラマーは言う。「ロック・スターになるために週末にノーギャラのツアーに出て、またshit(クソ) な日常に戻るのさ」と。しかし、これは成功を収めた者にしか言えない言葉である。成功を収めずに夢を諦めた大半の者たちは、そのshit な日常を嫌が応にも一途に生きていかなければならない現実があるのは言わずもがなである。
個人的には、アンヴィルには齢50にしていよいよバンドを諦めて、しかしそのshit な日常で、ささやかながらも次なる夢を成し遂げて成功する映画を観たかったが、それでは映画にならないので永遠に観られないことになる。。
…そうか!
それは観衆である我々がすることであったのか! という諧謔に笑った。
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