08 Jan 2010 新年の抱負ですから
明けましておめでとうですから。今年もよろしくお願いいたしますから(今年2回目ですが特に意味はないんですから)。
一昨年くらいから耳に残るようになった、この逆ギレ感満載の「~ですから」が、介護系も扱う某通信講座の車内広告では「今年がんばるあなたを支えますから」とポジティブな使われ方になっていることを知りましたから。
もうね、こんな世の中なんで猫も杓子もポジティブになるんですから。でもね、盲目的なポジティブって内省の機会を与えないんですから。臭いものに蓋的なポジティブっておかしいんですから。
ネガティブがあってこそ、ポジティブがあるんですから。え? 政治がおかしい、社会がおかしい、親がおかしい、子がおかしい、って実際、世の中にはネガティブが溢れ返ってますから?
確かに、外的なネガティブ要因に如何なる時でも押し潰されない屈強な精神力なんて、みんながみんな持ち合わせてないんですから。長い人生、ネガティブになるときなんていっくらでもあるよ。でも、それが普通なんですから。だったら、その「普通にみんなが持つネガティブさ」を隠して、ことさらポジティブに飾り立てて見せるのはおかしいと思うんですから。
ハローワークで一番最初に紹介されるのが介護職なんだそうです。しかし実際、介護の門を叩くものは少ないとも聞きます。なぜだろう? こんなにおもしろい仕事が、やる前から敬遠されているなんて…。確かに離職率は高いと知られているけれど、やる前から何がいったいわかるのだろう?
「わかった!」と浅はかにも思わせてしまっている役割を忌まわしくも買っているひとつは、テレビの報道番組であると思う。自宅では一切、テレビを見ない生活をしてきて10年くらい経ち、ネットでニュース・コンテンツを選んで見ている最近なので、介護に関して報道される「3K(=きつい・きたない・きけん)」的な報道を、施設のテレビ番組で初めて観て、さらに「給料安い」も加わった「4K」とされるのも最近、テレビ番組で知りました。
こんなんじゃ来るもんも来ないですから。
一方、その事実を隠すが如く介護業界を代表する関係者たちが雁首揃えて一生懸命放っている言葉が、「介護は誇り高き崇高な職業です!」「『ありがとう』と言ってもらえるやりがいのある仕事です!」といった前述したような「今、時代が求めているノンポリなポジティブ・シンキング」に訴えかけているんですから。
こんなんじゃ来るもんが期待し過ぎるんですから。
せめて、ポジティブとネガティブが揃った両面を伝えてくれよと思うんですから。でも、それじゃテレビがおもしろくなくなる(=番組にならない)んですから、介護現場の「ポジ・ネガ両面揃ったリアルな声」はテレビでは到底伝えられないんですから。
なので僭越ながらも、今年も変わらなく「介護現場のリアルな声」を、この場でお伝えしていこうという所存ですから。
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